日本骨代謝学会

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骨ルポ

筋・骨・リウマチ3学会合同若手研究会 レポート
安藤 雄太郎(東京大学大学院 医学系研究科 免疫学)

このたびは、日本筋学会、日本骨代謝学会、および日本リウマチ学会が合同で開催した若手研究会において優秀演題賞に選出いただき、心よりお礼申し上げます。

本研究会は、日本筋学会、日本骨代謝学会、および日本リウマチ学会に所属する若手研究者を対象とした合同イベントで、若手シンポジウム、テクニカルセミナー、教育講演、そして参加者による口頭・ポスター発表といったプログラムで構成されています。

テクニカルセミナーでは、京都大学の沖真弥先生をお招きし、光照射を用いた超高解像度な遺伝子解析技術である光単離化学(Photo-Isolation Chemistry, PIC)を中心に、先生方が近年開発された先端技術についてご紹介いただきました。PICは小さな細胞集団や細胞内の微小構造体の遺伝子を光照射により検出する技術で、すでに多くのグループと共同研究が進められており、さまざまな組織や疾患の病態解析への応用が期待されています。

若手シンポジウムでは、各分野を代表する気鋭の研究者による最新の研究成果が発表され、領域や分野を跨いだ熱いディスカッションが繰り広げられました。シンポジウム後には、参加者による口頭・ポスター発表が行われました。質疑応答のセッションやポスター会場では、異なるバックグラウンドを持つエキスパートの先生方から、これまでに気づくことのなかった切り口、視点での質問を多数いただくことができ、自身の研究を進める上で大変貴重な機会となりました。

教育講演では、東京医科歯科大学の淺原弘嗣先生と九州大学の上住聡芳先生をお招きし、先生方のこれまでの研究生活でのご経験、そして現在行われている最先端のご研究をご紹介いただき、さらに若手研究者へ向けた貴重なアドバイスもいただくことができました。

今回の研究会を通じて、筋、骨、リウマチの3領域における最新の研究内容や研究手法を学び、また、学会の垣根を越えた多くの研究者との交流を通じて、新たなアイデアやコラボレーションの可能性を探ることができました。

最後になりますが、このような素晴らしい研究会を企画・開催してくださった各学会の担当委員の先生方、事務局の皆様に心より感謝申し上げます。