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慢性腎臓病患者における腎臓α-Klotho発現の低下とそのリン排泄、ビタミンD代謝に対する効果

Reduced renal α-Klotho expression in CKD patients and its effect on renal phosphate handling and vitamin D metabolism.
著者:Sakan H et al.
雑誌:PLOS ONE 9(1):e86301,2014
  • FGF23
  • CKD
  • Klotho

論文サマリー

各種ステージの慢性腎臓病(chronic kidney disease: CKD)患者の腎臓におけるα-Klotho発現が免疫組織化学により検討され、CKDの進行と共にα-Klotho発現が低下すること、CKDステージ1-3の患者ではFGF23とリン排泄率は相関するものの、FGF23とα-Klotho発現は相関しないことが明らかとなった。また、ステージ1-5の患者で、FGF23は1,25-水酸化ビタミンD濃度と負の相関を示した。

推薦者コメント

FGF23は、CKD早期から上昇し、尿中リン排泄を促進し、高リン血症の発症を予防するように作用するものと考えられる。一方本検討の結果は、腎臓でのα-Klotho発現低下がFGF23の上昇を惹起するとの仮説を支持しない。早期CKD患者の高FGF23血症の機序に関しては、さらに検討が必要である。(東京大学・福本 誠二)