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ビタミンAの代謝過程と生理作用、および骨恒常性における役割

Vitamin A metabolism, action, and role in skeletal homeostasis
著者:Conaway et al.
雑誌:Endocr Rev. 766-797 2013
  • ビタミンA
  • 破骨細胞
  • ビタミンD

推薦者コメント

ビタミンAはロドプシンの成分であることから視覚の光認識能における必要性が古くから示されてきた。核内受容体に結合して生理作用を発揮する分子機構が明らかにされるにつれ、骨代謝を調節する破骨細胞機能への直接作用が注目されている。ビタミンAの過剰摂取は骨量を低下させ、骨折頻度を増加することが証明されており、最近はビタミンD栄養の過不足との関連性についても報告されている。本総説では、疫学調査研究データを分析して骨の構造特性へのビタミンA摂取の影響について検討されている。(長崎大学・増山 律子)